現在ではファッションをはじめとして様々な用途として使用されているウィッグですが、
日本とウィッグの関係は深く古事記や日本書紀の中にも、その存在が明記されていることが知られています。
日本の神話の中で天照大神が天岩戸へこもってしまったときに天鈿女命が、ウィッグの一種を身につけて
踊って天照大神を引き出したという記述があります。
またその後、平安時代には髪をたらすためにウィッグを身につけていたことも少なからずあり、
明治時代に入るまでその傾向は続いています。
カツラがまさにウィッグそのものであると考えられるのですが
かつらでお洒落を楽しむ事ができるのが、ウィッグの特徴なのである。
カツラは、人工皮膚やネットに植毛したものであり、髪全体を覆うタイプと
部分的にボリュームをだしていくものと、二種類あげることができると思います。
女性であれば、一度種類が豊富なウィッグを、眺めたりしていただいて
その軽さであったり、質量であったりを、確かめて頂きたいと思います。
そのため日本人にとってウィッグというのは大変身近な存在であったというのは、歴史的にも垣間見えます。
日本人にとって身に着けるということは、必ずしもおしゃれという意味合いではなく、古来では日常と祭事を
区別する上で大切な儀式の道具でした。
その後時代を経て、平安時代では女性らしさをよりまして見せてくれる道具になり、現在のウィッグと
ほぼ似た意味での使用方法が定着しました。
また海外では日本のように装飾具としての役割となったのは後の時代に入ってからで、
古来で使われていた理由としては、装飾の役割というよりもむしろ正装としての役割や、
見た目をえらそうに見せる道具とした場合が殆んどでした。
その理由として、衛生面が充実していなかったことが挙げられています。
なぜなら昔欧州やエジプトなどの各国では、気候や衛生に対しての生活習慣の都合上、
しらみや蚤などが大量発生しており、その対策として髪を短く切り、公式の場に出る際には
ウィッグを身に着けて相手に失礼にならないように、あるいは特権階級としての威厳を保っていたのです。
また海外ではカラーのウィッグに対しての着目も早く、初期は黒々としたものを大多数で
取り扱っていましたが、貴族達などの一部特権階級が一般人との差違をつけるため、かっ色や
金といった鮮やかなカラーのものを被るようになっています。
現代でも一部の裁判所などで白髪のウィッグを身につけるのは、これらの慣習からとなっていますが、
ほとんどは頭皮を守るためのもの、装飾としての意味合いを持つものと多様化しています。
その種類においても多数のものが存在しており、一部の髪につけるエクステのような商品から、
部分をカバーしてくれるタイプのもの、かぶるタイプのウィッグとして全体的にイメージチェンジをするもの、
更に医療用のものまでニーズに合わせて多数のものが存在しています。